2012年06月02日

3,168回目 レッテルを貼らない

runx10_logo

 6月8日頃いよいよスタート 高繁勝彦さんの日本縦断パート2

....................................................................................

 水にぬれなければ 泳ぎはできない
 全身ずぶぬれになれば 度胸がすわる
   相田みつを 
....................................................................................

レッテルを貼らない

 縁を生かす

 その先生は、小学校5年生の担任になった時、自分のクラスの中に一人、どうしても好きになれない少年がいました。服装が不潔でだらしなく、好きになれなかったのです。先生は、中間記録に、少年の悪いところばかりを記入するようになっていました。
 
 ところが、ある時、少年の1年生からの記録が目に止まりました。
 1年生の時は、「朗らかで、友達が好きで、親切。勉強もよくでき、将来が楽しみ」と記録されていました。「間違いだ。他の子の記録に違いない。」と、先生は思いました。
 2年生になると、「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」と記録されていました。3年生では、「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする」3年生後半の記録では、「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」4年生になると、「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子どもに暴力をふるう」

 先生の胸に激しい痛みが走りました。ダメと決めつけていた子が突然、深い悲しみを生き抜いている生身の人間だと感じられたのです。先生にとって、目を開かれた瞬間でした。
 放課後、先生は少年に声をかけました。「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?分からないところは教えてあげるから。」少年は初めて笑顔を見せました。

 クリスマスの午後、少年が小さな包みを、先生の胸に押しつけてきました。あとで開けてみると、香水の瓶でした。亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねました。一人で本を読んでいた少年は、先生に気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫びました。「ああ、お母さんの匂い!きょうは素敵なクリスマスだ!」

 6年生の時、先生は少年の担任ではなくなりました。
 卒業の時に、少年から一枚のカードが届きました。「先生は僕のお母さんのようです。そして、今まで出会った中で、一番すばらしい先生でした。」
 それから6年が経ち、またカードが届きました。「明日は高校の卒業式です。僕は5年生で先生に担当してもらって、とても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます。」
 さらに10年が経ち、またカードが届きました。そこには、先生と出会えたことへの感謝と、父に叩かれた体験があるから患者の痛みがわかる医者になれると記され、こう締めくくられていました。「僕はよく5年生の時の先生を思い出します。あのままダメになってしまう僕を救ってくださった先生を、神様のように感じます。大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、5年生の時に担任してくださった先生です。」
 
 そして1年後、届いたカードは結婚式の招待状でした。
 「母の席に座ってください」と一行、書き添えられていました。

.....................................................................................
 朝は必ずやってくる

東日本大地震で被災された方々、並びにご家族・ご関係者の皆様に、
心よりお見舞い申し上げますとともに、
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
いっしょに乗り越えましょう 
....................................................................................

 NAHAマラソン大会まで「あと186日」 12月1日(日)開催
......................................................................................
3,168回目
100kmマラソンを走るライフオーガナイザー1級 山口 淳(やんちパパ) 
きょうも継続!「連日走263日」 快調 

......................................................................................
3,168回目 レッテルを貼らない

 宮崎伴走者協会ではいっしょに走るランナーを募集しています。キョロキョロ
 毎週日曜9時にスタート、大淀川河川敷を走ってます。
 直接サイクリングロードのスタート地点にお越しください。

 毎週日曜の午前中が定例の練習会です。
 
 宮崎伴走者協会のページはこちら⇒ https://www.facebook.com/pages/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E4%BC%B4%E8%B5%B0%E8%80%85%E5%8D%94%E4%BC%9A%E9%9D%9E%E5%85%AC%E5%BC%8F/128538450554038

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆こちらのブログもどうぞ
 やんちオフィス「元気・やる気・勇気」継続
 http://yanchioffice.miyachan.cc/
◆フェイスブックはこちら
 https://www.facebook.com/yamaguchi.atsushi
◆ツイッターはこちら
 yanchi1212



同じカテゴリー(ライフオーガナイズ 片づけ・整理)の記事

この記事へのコメント
やんちさん!
なんかい読んでも涙が出てまいります。
けして忘れない「人の恩は心に刻み、やったことはサラリと水に流す」
「刻石流水」よく教えられました。ありがとうございます。
Posted by 仲本勝男仲本勝男 at 2012年06月02日 10:50
☆ 仲本勝男様


いつもありがとうございます。

私は… 「母の席に座ってください」と一行、書き添えられていました。という所が大好きです。
Posted by やんち at 2012年06月04日 18:32
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。