2008年02月24日
言葉の暗示力

自分自身に対して肯定的な言葉を使うことの大切さ、
これは自分以外の人に対しても同様なのです。
ある中学校の生徒達が、グループで万引きをしたそうです。
補導された生徒達の元に、親達が集まって来ました。
A君という生徒の母親は、目に涙を浮かべてA君に言いました。
「お前が盗みなんかするはずがない。お母さんの子どもだもの。」
それを聞いたA君も目に涙を浮かべて、「お母さん、ごめん」と言いまし
た。
一方、B君の母親は、いきなりB君を怒鳴りつけました。
「この恥さらし。あんたのような泥棒を育てた覚えはないわ!」
B君はだまってうつむいていました。
その後、A君は二度と万引きをしませんでした。
一方、B君は万引きの常習犯になったのです。
二人とも、貼られたレッテルに応えたのです。
例えば、何かについて配偶者からサポートを得たければ、「どうしてあな
たは(君は)サポートしてくれないの?」と言うと逆効果です。
それより、「あなたが(君が)いてくれることが、私(僕)にとって一番の
サポートになってるよ。」と言う方が、さらなるサポートを得やすくなり
ます。
あるいは、相手から少しでもサポートが得られたときに、その嬉しさや感
謝を強調して伝えれば、相手はますますサポートしたくなります。
ある人への肯定的な言葉は、その人がいないときにもバンバン使いたいも
のです。
幸せな成功者は、「あなたの家族はどんな人達ですか?」で聞かれると、
「ありがたいことに、よくできた妻に恵まれ、また、子ども達も素晴らし
い子ども達で、私は本当に幸せです。」というように、肯定的な言葉で答
えます。
家族がいる時でも、いない時でも、肯定的な表現をします。
間違っても、「うちの愚妻が・・・」とか「うちの息子ときたら、頭が悪
いくせに・・・」なんてことは、本人(妻、息子)がいないところでも使い
ません。
ましてや、本人がいる時には、なおさらです。
今日の最後の話は、帝王ジャック・ニクラウスの奥さんの話です。
ジャック・ニクラウスを世界一にしたのは、奥さんだったという有名な話
があります。
奥さんは、「あなたの左肩が下がっているわよ。」とは絶対に言わなかっ
たそうです。
「あなた、左の肩を上げたら素敵よ。」と声をかけたそうです。
見習いたいものです。
野口嘉則 公式ブログ 「幸せ成功力を高めよう」 より
Posted by やんち at 21:30│Comments(0)
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