2007年12月30日
周りの人が、自分の鏡

チョウとハエの違いとは?“幸せ分かち合いマーケティング”
最近知り合った人のお話をします。
その人は、マーケティング手法についての情報教材を作って、自分のサイトで販売していたそうです。かなりヒットしていたそうで、昨年の上旬は平均月収が230万円。彼が主催する勉強会にはたくさんのまったそうです。
しかし、・・・
彼の勉強会に集まる人の多くは、彼の持つネットワークとノウハウがねらいでした。彼のネットワークをひととおり利用し、彼のノウハウを吸収すると、彼から離れていきました。
彼にはドンドンお金が入ってきましたが、彼は「自分が幸せではないこと」に気づきました。
唯一信頼できると思っていた彼女も、彼のお金が目当てで付き合っていたのです。実は、別に本命の男性がいたことが分かりました。彼は彼女とも別れました。
彼は、憤りを感じたそうです。
「どうして俺の周りには、“俺を利用して捨てるような人間”ばかりが集まってくるんだ?」
彼は、その答えを、インターネットで偶然訪れたサイトで知ったそうです。
そのサイトのタイトルやURLは覚えてないそうですが、そのサイトに書いてあった言葉を、彼は今も覚えています。
その言葉とは、・・・
「花の周りには、チョウが舞う!
糞の周りには、ハエが舞う!」
彼は気づきました。「俺がウンコ(糞)だったのか!だからハエが集まってきたのか!」
この言葉は、類友の法則を表した言葉です。人は、同類の人を呼び寄せるのです。
彼は、さらに気づきました。
「考えてみたら、俺が売っていたマーケティング手法は、『いかに見込み
客をだますか』のテクニックだ。たいしたことない商品を、すごい商品で
あるかのように見せ、迷うヒマもなくお金を払わせる。そして、俺自身も、
自分の客からお金を取ることしか考えていなかった。客を利用することし
か考えてなかった。客の幸せなど考えたこともなかった。俺の周りに集ま
ってきたのは、俺のような人間ばかりだったんだ!」
彼は、それまで売ってきた教材の販売を止めました。そして、自分を見つめ直しながら、自分を高めるための本やブログをたくさん読みました。そして、ある結論に達しました。
「俺が売っていたマーケティング手法自体は悪いものじゃない。素晴らしいものだ。大事なのは、それを使う人間の気持ちだ。見込み客をだますために使うのではなく、見込み客に貢献するために使うことが大事なんだ。」
「どこまでもお客様の幸せに貢献する。そのために、マーケティング手法を使いこなす。そんなコンセプトで教材を作り直そう。」
彼は今、教材を改訂しているところです。
今日の話は、本人の了解も得て、若干ストーリーを変えて紹介しました。生き方をチェンジする勇気を持っている彼は、最高にかっこいいと思います。
そして、私たちは自分と同類の人間を引き寄せているという法則。
いろいろなヒントを与えてくれます。
周りの人が、自分の鏡なんですね。
野口嘉則 公式ブログ 「幸せ成功力を高めよう」 より
Posted by やんち at 12:08│Comments(0)
│サプリメント